目次
- 1. わたしのまち みんなのまち
- 2. はたらく人とわたしたちのくらし
- 3. くらしを守る
- 4. 市のうつりかわり
- 5. 住みよいくらしをつくる
- 6. 自然災害からくらしを守る
- 7. きょう土の伝統・文化と先人たち
みなさんの住んでいる今治市は、瀬戸内海のまん中あたりにつき出した高縄半島の東半分をしめる緑豊かな山、市の中心部となる平野、芸予諸島の南半分のたくさんの島や青い海の美しさなど、自然豊かで変化に富んだ地いきです。
歴史を見ると、古墳や貝塚など多くの遺跡があり、昔は伊予国府がおかれていました。さらには、海上交通の大切な場所としてもさかえました。このように、古くから政治、経済、文化の中心地でもあり、近年では、瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)が四国の西のげんかんとして、さまざまな人やものの流れの拠点になっています。
今治市は、古くから海運業が発達し、海とともに発展してきました。 造船業もさかんで、造船所やそれに関係する会社が集まっており、世界的にも有名です。せんい産業もさかんで、特にタオルの生産は全国的にも有名です。ほかにも、全国的な競争力をもつ食品、電気、石油などの会社、大島石の石材加工、伝統産業として桜井漆器や菊間瓦などがあります。おだやかな気候を生かして、かんきつ類や木材などの農林業、魚業もさかんに行われています。近年では、タオルや食が地いきブランド化されたり、サイクリングをはじめとしたスポーツがおし進められたりして、今治市の知名度は全国的に高まってきています。
このような歴史と文化、産業のまち今治市は、「ずっと住み続けたい”ここちいい(心地好)い”まち いまばり あの橋を渡って 世界へ 未来へ」をめざして、市民みんなの力で活力あるまちづくりに努めています。
今治市には、先人が努力して築いてきたさまざまな足跡や、現在くらしているみなさんが豊かで住みやすく、安全な生活をするための施設などがたくさんあります。学習を通して、先人たちの思いや願い、人々の努力や工夫について学んでください。そして、今治市をさらに豊かにするために、わたしたちは何ができるか、何をすればいいか、考えてください。
今治市はみなさんのふるさとです。みなさん一人一人の知恵や努力が、心豊かで住みやすい今治市をつくります。しっかりと学習に取り組み、自分で問題を発見し、考え、よりよくする力を身に付けることを願っています。
今治市教育委員会
瀬戸内海 の自然や来島海峡、しまなみ海道を表しています。また、今治市のイニシャル「I」を表しています。自然の中で力強く光っているイメージです。
市内の多くの家庭で育てられ、広く栽培、鑑賞されている花です。
種類によりさまざまな色や形の美しい花があり、多くの市民に愛されています。
市内には、歴史的にいわれのある名木も多く、広く市民に親しまれています。
生命力にあふれ、大木になるすがたは、今治市の象徴としてふさわしいものです。