きょう土の伝統でんとう文化ぶんかと先人たち

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流れをっすぐに

昔の川の工事むかしの川の工事

安固やすかたは、川を観察かんさつし、流れを真っすぐにする方法ほうほうを考えました。この藩をあげての大工事には、周辺しゅうへんの村々の農民のうみんをはじめ、多くの人がたずさわりました。

がっているところを直したリ、支流しりゅうのあるところをのぞいたりして今の蒼社そうじゃ川のように、真っすぐな流れにしました。そして,新たにていぼうをつくりました。今までのていぼうは新しいていぼうの外側そとがわのこり、二じゅうていぼうになりました。またまつの木をえたり、「川ざらえ」をしたりしてこう水をふせぐくふうをしました。

※支流
もとの流れにそそぎこむ川やもとの流れから分かれ出た川

※川ざらえ
川のそこにたまった砂や小石をすくいあげる作業さぎょう

権現山水の流れを調べるときに、河上安固がすわったといわれている石(権現山)