旧石器時代(今から1万4千年以上前)
日本列島に人が住み始めたのは、今からおよそ4万年前の旧石器時代と考えられています。当時は日本列島と大陸が陸続きであったため、ナウマンゾウやヘラジカなどの獲物を追いかけてやってきました。この時代の人々は石を打ち割った道具(打製石器)を使って狩りをしながら移動する生活をしていました。
今治の旧石器時代
今治で見つかっている最も古い人の痕跡は、今からおよそ2万年前のものです。伯方島の金ヶ崎遺跡や叶浦遺跡などで当時の石器が発見されています。旧石器時代の遺跡は数が少ないですが、そのほとんどが島しょ部に分布しています。また当時の瀬戸内海は陸地だったため、今でもナウマンゾウの骨や牙が網にかかって引き上げられることがあります。
- ナウマンゾウの骨と牙
主な遺跡・文化財
- 金ヶ崎遺跡(伯方)
- 叶浦遺跡(伯方)