縄文時代(今から約1万4千年前~2,300年前)
日本では今から1万数千年前に土器(粘土を焼いて固めたうつわ)が発明されました。この時代の土器は、縄で模様をつけていることが多いため縄文土器と呼ばれ、縄文土器が使われていた時代を縄文時代といいます。縄文時代になると人々は集落をつくり、同じ場所に定住しはじめます。狩りや採集で食料を集め、土器で調理して生活していたと考えられています。縄文時代は弥生時代が始まるまで、1万年以上続きました。
今治の縄文時代
縄文時代の遺跡は島や海に近い場所で発見されることが多く、狩りや漁をして生活していたことが分かります。波方町の江口貝塚からは、カキやハマグリなどの貝殻や、タイやイワシなどの骨が見つかっており、豊かな海の幸を食べて生活していたようです。縄文時代でも終わりの時期になると遺跡の数も増えて、集落がつくられる範囲も広くなります。
- 縄文土器(波方港出土)
- 七五三ヶ浦遺跡
主な遺跡・文化財
- 叶浦遺跡(伯方)
- 大見遺跡(大三島)
- 七五三ヶ浦遺跡(波方) 今治市指定史跡
- 江口貝塚(波方) 今治市指定史跡
- 注口土器(波方) 今治市指定有形文化財