弥生時代(今から約2,300年前~1,750年前)
弥生時代には中国大陸や朝鮮半島から伝わった稲作が日本各地で本格的に行われるようになります。使われる土器も分厚くて飾りの多かった縄文土器から、薄くてシンプルな弥生土器へと変化します。稲作が始まったことにより、それを指導する人や、豊作を祈っておまつりをする人が登場し、身分の差や権力をもつ人が生まれました。このようにして力をもった人を豪族とよびます。
今治の弥生時代
弥生時代になると縄文時代よりもさらに遺跡の数が大きく増えます。今治でも稲作が導入されて、人口が大きく増えたことがうかがえます。弥生時代の後半になると他の地域から輸入された土器も多く発見されるようになり、瀬戸内海を通して交流が盛んになったことが分かります。
- 阿方貝塚公園
- 弥生土器(阿方貝塚出土)
主な遺跡・文化財
- 阿方貝塚(乃万)愛媛県指定史跡
- 宮ノ内遺跡(富田)
- 松木広田遺跡(富田)