飛鳥・奈良時代(592年~794年)
飛鳥時代になると天皇を中心とした国づくりが始まります。国づくりにあたって、当時最先端であった隋(中国)の文化や社会の仕組みを日本にも取り入れました。律令とよばれる法律がつくられ、法治国家の基礎が出来上がりました。
奈良時代のはじめごろに日本各地で災害や争いがおきると、仏教の力で国を治めようとする動きが生まれます。聖武天皇は積極的に仏教を取り入れ、日本全国に国分寺と国分尼寺を建立し、東大寺の大仏をつくるよう命令を出しました。
今治の飛鳥・奈良時代
当時の今治には伊予国府(現在の愛媛県庁のような施設)や伊予国分寺が置かれ、伊予国の中心として栄えていました。伊予国府の置かれた場所はまだ分かっていませんが、八町から四村にかけての地区が有力視されています。
- 伊予国分寺塔跡
- 古代の製鉄炉(高橋佐夜ノ谷Ⅱ遺跡出土)
主な遺跡・文化財
- 伊予国分寺塔跡(国分) 国指定史跡
- 伊予国分尼寺塔跡(桜井) 愛媛県指定史跡
- 高橋佐夜ノ谷Ⅱ遺跡(日高)