平安時代(794年~1185年)
平安時代には貴族が中心となって政治を行うようになります。貴族の中でも特に力をもったのが藤原氏の一族で、藤原道長は天皇と親戚関係になって大きな権力を手にしました。また、貴族たちの間で中国の文化を日本独自に発展させた国風文化が生まれました。仮名文字もこの時代に誕生し、紫式部の「源氏物語」や清少納言の「枕草子」といった作品も作られます。
今治の平安時代
平安時代に書かれた古文書に「延喜式」というものがあり、その中に日本各地の神社の一覧がのっています。延喜式に名前がある神社を式内社とよび、今治の神社は8つ(大山祇神社・姫坂神社・多伎神社・大須伎神社・伊加奈志神社・大野神社・樟本神社・野間神社)書かれています。これらの神社は現在まで残っており、長い間人々の信仰の対象となっています。
- 奈良原山宝塔
- 現在の大山祇神社
主な遺跡・文化財
- 伊予国奈良原山経塚出土品(玉川) 国宝
- 阿方春岡遺跡(乃万)