海の安全を守る海賊
フロイスさんはそのつづきでこんなふうに書いています。
海賊におそわれずに通行できるよう能島殿におねがいした……能島殿は、あやしい船にであった時に見せるがよいと、自分のマークが入った絹の旗とサインをわたした。
その旗がこれ!
過所旗っていうんだよ。
過所旗
これをもらった船は、ほかの海賊にであっても、ものをうばわれたり、きずつけられたりせず、安全に通行できる。
ぼくたちは、瀬戸内海をとおる船から通行りょうをもらって、安全に通れるようにあんないしたり、ボディーガードもしていたんだ!
ほかにもこんな守り方があるよ【上乗り】
瀬戸内海はたくさんの船がとおる大事な場所。
そんな瀬戸内海で村上海賊は活やくしていました。
船がとおるルートを見はれる場所にお城をつくったんだよ。
能島城跡
島全体をお城にしている。ここを基地にして活動していた。
3つの村上さんち
村上海賊には3つの村上さんちがあるよ。おなじ「村上」だけど、いつもいっしょに動くわけではなくて、ときにはてきとしてたたかうこともあったよ。
村上 景親
村上 通康
村上 吉充