今治じてん | 農業・水産業

底そこびき網あみ漁業ぎょぎょう

２本ほんのひき網あみがついた大おおきな袋状ふくろじょうの網あみを水深すいしん数十すうじゅうメートルの海底かいていまで入いれ、船ふねで引ひっ張ぱりながらひきまわす漁法ぎょほう。
今治いまばりで行おこなわれているのは、正式せいしきには『小型こがた機船きせん底そこびき網あみ漁業ぎょぎょう』という。
いろいろな魚種ぎょしゅを漁獲ぎょかくすることができる。
非常ひじょうに多おおくの魚さかなを一度いちどに獲とることができる効率こうりつの良よい漁法ぎょほうであるため、この方法ほうほうで漁りょうを行おこなうことができる場所ばしょや人数にんずうはきちんと決きまっており、県知事けんちじの許可きょかを受うけなければいけない。　→魚さかなは貴重きちょうな水産すいさん資源しげん！

今治市いまばりしの「底そこびき網あみ漁業ぎょぎょう」で漁獲ぎょかくされる主おもな魚さかな

ガザミ、エビ、ヒラメ、カレイなど

刺さし網あみ漁業ぎょぎょう

●魚さかなが通過つうかする場所ばしょに網あみを張はることで、魚さかなを網目あみめに刺さしたり、絡からませたりして、魚さかなを獲とる漁法ぎょほう。

●魚さかなの泳およぐ方向ほうこうを遮さえぎるように、固定こていした網あみを海底かいていに張はり、海底かいていにいる魚さかなを獲とる『固定こてい式しき刺さし網あみ漁業ぎょぎょう』と、1,000メートルにおよぶ長ながい網あみを海中かいちゅうに浮うかせ、潮しおの流ながれに漂ただよわせて表層ひょうそうを泳およぐサワラを獲とる『流ながし網あみ漁業ぎょぎょう』がある。

固定式刺網漁業

流網漁業

今治市いまばりしの「刺さし網あみ漁業ぎょぎょう」で漁獲ぎょかくされる主おもな魚さかな

カレイ、サワラなど

一本釣いっぽんづり漁業ぎょぎょう

網あみを使つかわずに針はりと糸いとで勝負しょうぶする一本いっぽん釣づりによる漁法ぎょほう。今治いまばりでは、竿さおを使用しようせず、手てで糸いとを巻まきき上あげる“手釣てづり”が主流しゅりゅう。
「大おおきな網あみで一気いっきに引ひき上あげた方ほうがいっぱい魚さかなが獲とれるんじゃないの？」と思おもうかもしれないが、一本釣いっぽんづりすることで、網あみで漁獲ぎょかくするより魚さかなに傷きずが付つきにくく、魚さかなの価値かちが上あがる。
→量りょうはそんなに獲とれないが、少すこしでも高たかい価値かちで取引とりひきするために、高価こうかな魚さかなに狙ねらいを定さだめて１対たい１の勝負しょうぶに挑いどんでいる！

今治市いまばりしの「一本釣いっぽんづり漁業ぎょぎょう」で漁獲ぎょかくされる主おもな魚さかな